実写版『窮鼠はチーズの夢を見る』
窮鼠はチーズの夢を見るを見ましたゲイの青ブログです
原作はBL漫画で文学的なタイトルやイラストからして、大人なアダルトな雰囲気の作品。
ここだけ見ると幸せそうなBLですが、これはBLなんてかわいいもんじゃない。
ドロドロとした大人たちのヒューマンラブストーリーです。
実写版ですがこの二人の俳優が脱いで絡むシーンもあるので、映像的な意味でも大人向けです。
幸せなBLはこちら
-
ドラマチェリまほを見たゲイの感想。開始7分でハマる爆笑コメディBL
続きを見る
ゲイの『窮鼠はチーズの夢を見る』感想
結論、人生経験が豊富な人ほど楽しめるような映画
例えるならワインのような映画じゃないですかね。
いきなり美味しさがわからない
ですから僕もまだ窮鼠はチーズの夢を見るのすべてを理解できないし、100%面白いとは言えない。
それでも、失恋したり人生経験を積んで定期的に見たら1回目よりも楽しめそうな映画だなと思った。
ノンケに片想いするゲイのストーリー
窮鼠はチーズの夢を見るはどんなストーリーか。
シンプルに言えばノンケ(異性愛者)とゲイの物語
でもそのノンケがいわゆるクズなんですね。
人が良すぎるというか、Noと言えなくて誰とでも寝てしまうような人。
そんなノンケをずっと好きでいたゲイが再会して、泥沼化していきます。
失恋上級者向け
窮鼠はチーズの夢を見るは綺麗な話ではありません
傷ついて、傷つけられて、傷つけるので見ていて苦しいかも。
だからディズニー映画が好きな人には向いてない。
「現実の恋ってこんなもんだよね」と、思える人なら楽しめるかも。
苦いストーリー
窮鼠はチーズの夢を見るにも、ちゃんと幸せな時間はあります。
しかしまるで人生のようで、それも長くは続かない。
また、誰視点で見るかによって良い場面、悪い場面の感じ方が変わるでしょう。
エロいBLはこちら
-
ゲイがおすすめするエロいBL漫画ランキング3選!ド変態注意
続きを見る
リアルなゲイの片想い
成田凌さん演じる今ヶ瀬渉はゲイで、大学時代から大倉忠義さん演じる大伴恭一に片想いをしています。
しかしその大伴はイケメンで、受け身な部分もあるため女たらし
いくら好きでもそれを知ったら諦めたくなりますが、今ヶ瀬はとある出来事をきっかけに大伴に急接近します。
ゲイの心境とか女性との競争とか、結構ドロドロなんですがそれもまたリアルな感じで、見応えはあります。
ハッピーエンドとバッドエンド
窮鼠はチーズの夢を見るはハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか。
僕が2回見てわかったのは両方ということ
というのもあるキャラクターから見ればハッピーエンドに近くて、あるキャラクターからすればバッドエンドに近いというものです。
とはいえどちらかと言えばバッドエンドだと思うので、見終わった後に幸せな気分にはなりません。
恋人と見るのもやめた方がいいでしょうww
窮鼠はチーズの夢を見るの意味は?
タイトルの窮鼠はチーズの夢を見るの意味ですが、今ヶ瀬が見た理想の生活。ゲイが夢見た憧れの人との暮らしという意味だと思っています。
まず言葉の意味として窮鼠ですがネズミを意味します
ですから『チーズの夢を見る』をどう解釈するかで、タイトルの意味は変わるでしょう。
僕個人としては窮鼠(ネズミ)は人目に触れず、下水道とかにいる影のイメージがあるので、ゲイである今ヶ瀬のことじゃないかと。
そしてチーズはネズミの好物として例えられますから、今ヶ瀬が好きな大伴のことではないかと。
それにチーズは溶けるものですし、いつまでも続かない儚さを含んでいる気がします。
もっといえばチーズが溶けるのは熱ですね。
それが体温で溶けるとするなら、触れたがゆえになくなってしまった理想とも解釈できる。
窮鼠である今ヶ瀬は、大伴というチーズ(理想・夢)に手が届きましたがゆえに溶けてしまった(カップルとして生きる難しさに痛感した)。
そんな片想いに『窮鼠はチーズの夢を見る』というタイトルをつけたのかも、しれません。
こちらもCHECK
-
ゲイがおすすめ!ストーリーが面白いBLランキング!1位はリアル
続きを見る